ミノキシジル錠の副作用:内服してはいけない人

心臓の血流と冠動脈

心臓の表面には、動脈と静脈が張りめぐらされていて、心筋に血液と栄養を送っています。
この動脈は、冠動脈(かんどうみゃく)と呼ばれる血管です。
直径わずか1~-2mm前後の、とても細い血管ですが、大変重要な血管です。

心筋の虚血:狭心痛

血管の内側が狭くなった状態を、狭窄(きょうさく)と言います。大事な血管の内部に、部分的な狭窄ができると、血が流れにくくなるので大変です。

冠動脈が途中で狭くなって、血流が減少すると、その先の領域で、心臓の筋肉が酸素不足になります。組織の血流が不足することを、虚血(きょけつ)といいます。

心筋が虚血になって低酸素状態になると、胸痛を感じます。これが、狭心痛(きょうしんつう)です。

冠動脈に狭窄があるかどうかを正確に診断するためには、心臓カテーテル検査が必要です。

細い管を手や足の血管から入れて、その先を心臓まで進めて、冠動脈の中に造影剤を注入し、X線(レントゲン)で撮影すると、影絵のように映るので、冠動脈のどこに狭窄があるのか、その場所と狭窄の程度がわかります。

検査自体にある程度のリスクがあり、できることなら、あまり受けたくない検査の一つです。

狭心痛

狭心痛は、「胸の痛み」の中でも、非常に強い痛みです。

「焼けひばしを、のどに突っ込まれるような痛み」と表現されます。

あるいは、「胸を締めつけられるような痛み」、とか、「ぞうきんを強くしぼるような痛み(絞扼(こうやく)感)」とも表現されます。

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