心臓病の副作用から身を守る
いずれにせよ、心筋に虚血が起きたら、緊急の治療が必要です。それは、命にかかわる、重大な事態です。
ミノキシジル錠の副作用の一つに、この狭心症があるのです。
それまで何の病気もなかった若い人でも、狭心症の痛みがでる可能性があります。
まして、すでに狭心痛を経験したことがある方が、ミノキシジル錠を内服するのは、とても危険です。
いままでにお医者さんから、狭心症があると言われた経験がある方は、若い方でも高齢者でも、ミノキシジル錠を内服してはいけません。
その他の副作用：不整脈
つぎに、不整脈の副作用について、解説してみましょう。
不整脈とは、心臓の脈のリズムが乱れる病気です。
自分で気が付く症状を、自覚症状といいます。
不整脈の自覚症状としては、「一瞬、胸がつまる感じ」とか「脈がとぶ」感じ、「ドキドキ」する感じ、などと表現される患者さんたちが多いです。
不整脈の持続時間は、数秒間～数分間以上続く場合もあれば、一瞬で消えるものもあります。
不整脈による、脈の乱れは、自分で何と表現してよいか分からない場合が多いものです。
お医者さんに自覚症状を聞かれると、「一瞬、息が詰まる感じ」とか、「胸が、ワサワサする感じ」と表現したり、「ドキドキ」する動悸と感じたり、「胸痛」などと表現する患者さんも多いです。
これらの自覚症状が思い当たる方は、不整脈の可能性が疑われます。
不整脈（頻脈）、動悸
不整脈の中には、命に影響しない、軽い不整脈もあれば、命に影響する重大な不整脈もあります。
不整脈の危険度は、専門的な詳しい検査を受けないと、分かりません。
自覚症状だけでは、危険な不整脈か、比較的安全な不整脈かは、区別できません。たいした自覚症状がなくても、危険な不整脈がでている場合もあります。
不整脈は心電図で診断します。しかし、せっかく心電図の検査を受けても、たまたまその時に不整脈が記録されなければ、異常なしと判定されてしまう可能性があります。
詳しく心電図の検査をしても、見つからない不整脈も多いのです。
