頭頂部以外のつむじ
頭頂部以外につむじがある場合、たとえば、生え際や、うなじの近く、耳の前などに2個目のつむじがあると、地肌が目立ちやすいので、気になることがあります。
生まれつきなので気が付かないで過ごしてきて、生え際の薄毛の相談に来られたときに、生え際のつむじが原因だと初めて気が付かれる方もおられます。
このような方では、髪の太さは正常で、細くなったわけではなく、たまたま毛流の関係で、地肌が透けて見えやすいだけなので、育毛剤では解決できません。
生え際のつむじを消すには、植毛して髪の密度を増やす方法があります。もともと既存の髪が渦状になっているうえに、つむじの左右で既存毛の向きが上下違っているので、植毛するにも工夫が必要な場所です。
生え際・つむじは薄毛に見えやすい
髪が重なる部分は、髪が濃く見えます。
髪の重なりがないと、地肌が見えて、薄毛に見えがちです。
とくに、生え際・つむじ・分け目は、正常の頭髪でも地肌が透けて見えやすい場所です。
地肌が透けないつむじは、ありません。つむじの透けが気になる方で、植毛で地肌が透けないようにするのは大変です。何度植毛を繰り返しても、つむじには髪の重なりができないので、地肌は多少透けます。
髪の分け目や生え際も、地肌が透けやすい場所です。
生え際の毛流
生え際の髪は、通常は、前下向きに生えています。その結果、自然の前髪は、おでこに下がる方向に伸びます。
左右のM字部分では、狭い範囲内で、扇形に髪の生える向きが変わります。